影響がそんなに大きいのか、といえば、それはないだろうなと思いますが、では
本当のところ、どうしてCDが売れなくなってしまったのでしょうか。
最初に違法ダウンロードについて考えてみると、僕自身は、身のまわりで
違法ダウンロードの話を聞いたことがまったく無いんですよね、この10年。
誰もそんなことしていない、自分の周辺の人々は。
だから、正直、音楽業界の訴えていることがまったくピンと来ないのですが、
もしかしたら若い人たちは違法ダウンロードしまくっているんですかね?
僕は30代の人間なので、今の10代20代とは感覚がだいぶ違うでしょうから。
他方、この10年で僕自身、めっきりCDを買わなくなったのは確かです。
いうまでもなく違法ダウンロードはしていません。
単に買わなくなったのです。
そしてCDの価格が感覚的に高く感じられるようになりました。
3,000円は出せないなあ、みたいな。
10年前は3,000円のCDでもガンガン買っていたのに、です。
これはどういうことだろう。
少なくとも、現在多くの人がCDに対して割高感を抱いているはずで、
それは端的に、時代が変わった、としか云いようがないのではないか。
CDを買う前にケータイ料金を払わなければならないし、
ブロードバンドの回線料金を払わなければならない、
という時代に、CDに3,000円というのは実際いかにも
厳しいと思われます。
CDを買わなくても、ケータイとPCで十分に遊べてしまうわけですからね。
音質さえ問わなければ、音楽もたっぷり聴けます。
(そして音質を問わない人は案外多いと思う)
やはりケータイとインターネットの影響は大きすぎるでしょう。
それまでなら音楽CDに割かれていたはずのお金と時間が、
そのままケータイとPCに移ったのではないでしょうか。
結果、CDの値ごろ感に疑問符が付くようになった。
特にシングル盤はもうありえないって感じです。
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さて、こういった状況では、CDが売れなくなるのは、もはや
いたしかたない、というか、どう頑張っても免れない運命だと
感じます。
そもそも世の中不況だと云われ続けている中で、CDだけが
売れ続ける道理がない。
どの業界もその多くは最盛期に比べれば業績をおとしている
わけですから。
とはいえ、音楽を必要としている人が大勢いることも、また事実です。
そういう人は、今、どうしているのか。
僕は、そういった人々は、買うことをやめ、レンタルに流れている、
と考えています。
小耳に挟んだ話では、今、図書館で本を借りる人が増えている
らしいんですね。
つまり、読みたいけど、買う金がない、もしくは金を使いたくない
という人が増えている、ということです。
このことは、おそらく、CDに関しても同様だと思います。
聴きたいけど金がない、とても3,000円も払う気にならない
という人々が、TSUTAYA等のレンタル店に大挙して流れている。
たとえば、出版不況という言葉がありますが、あれははっきり
「図書館」と「ブックオフ」の影響だと僕は考えています。
大体、新刊書が図書館で借りれる、なんて馬鹿もいいところです。
あれを問題視しない出版業界の感覚を疑います。
いずれにしても、無料であれ有料であれ、レンタルを可能に
してるうちは、どうもこうもないってことです。
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ということで、本日の結論。
CDの売り上げを伸ばしたいのなら、
「 レンタルを一切やめ、販売価格は今の半額にすること 」
または、
「 レンタルを一切やめ、販売価格は据え置き、販売のメインは配信に移行 」
いずれにしろ、レンタル排除の方向でないとほとんど無理だと思います。
音楽配信がそれほど普及しないのも、レンタルで済むからです。
レンタルのほうが安くて、かつ、音も良いんだから、ダウンロードする理由が無い。
他方、レンタルを残すというのなら、むしろ、レンタルをメインの市場として
やっていくしかないでしょう。
つまり、CDは1枚5,000円とか高価にして、レンタルは1枚1,000円に値上げ。
だいたい、今のレンタル価格は安過ぎますよ。
レンタルを収益のメインにするなら値下げの方向だけは絶対にありえません。
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こんな感じです。
長々と勝手なことを述べてみました。
(2010.9.2)